快速「EL上越線美食旅(ガストロノミー)」が運転されます!

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2019年3月に運転された「EL村上ひな街道号

「EL上越線美食旅」の運転日は?

2019年(令和元年)11月4日(月)に運転されます文化の日の振替休日です。

「EL上越線美食旅」の編成・使用車両は?

EF64電気機関車(EL)+12系客車7両での運転です。この12系客車は「ばんえつ物語号」で使われている客車です。

全車両が指定席となっているので、乗車するには乗車券の他に指定席券が必要になります。

「EL上越線美食旅」の運転区間・停車駅は?

運転区間新津駅〜水上駅となっています。新津駅から宮内駅までは信越線、宮内駅から水上駅までは上越線を走行します。

停車駅は、新津駅・東三条駅・長岡駅・越後湯沢駅・水上駅となっており、走行区間の割にはかなり少ない停車駅となっています。

「EL上越線美食旅」の時刻は?

9732:臨時快速「EL上越線美食旅」(新津→水上)

新津駅(9:00発)→東三条駅(9:22着-9:22発)→長岡駅(9:42着-9:44発)→越後湯沢駅(10:46着-11:24発)→水上駅(12:03着)

9743:臨時快速「EL上越線美食旅」(水上→新津)

水上駅(15:20発)→越後湯沢駅(15:59着-16:01発)→長岡駅(17:07着-17:17発)→東三条駅(17:37着-17:38発)→新津駅(18:02着)

「EL上越線美食旅」の運賃・料金は?

快速列車ではありますが、全車指定席での運転となります。そのため、乗車するには乗車する区間の乗車券の他に、指定席券の購入が必要です。ここでは、乗車券と指定席券・グリーン席券とを合わせた料金表をまとめてみました。

※2019年(令和元年)10月1日に消費税増税に伴う運賃改定が予定されています。まだ、各社から国の認可を受けた改定後の運賃が発表されていませんので、ここでは改定前の運賃を掲載しています。

新津駅から各停車駅までの料金

区間 座席種別
出発駅 到着駅 普通車指定席 グリーン車指定席
新津
東三条 ¥930 ¥1,180
長岡 ¥1,360 ¥1,610
越後湯沢 ¥2,460 ¥3,610
水上 ¥3,110 ¥4,540

東三条駅から各停車駅までの料金

区間 座席種別
出発駅 到着駅 普通車指定席 グリーン車指定席
新津 ¥930 ¥1,180
長岡 ¥930 ¥1,180
越後湯沢 ¥2,180 ¥2,640
水上 ¥2,790 ¥3,940

長岡駅から各停車駅までの料金

区間 座席種別
出発駅 到着駅 普通車指定席 グリーン車指定席
長岡
新津 ¥1,360 ¥1,610
東三条 ¥930 ¥1,180
越後湯沢 ¥1,840 ¥2,300
水上 ¥2,460 ¥3,610

越後湯沢駅から各停車駅まで料金

区間 座席種別
出発駅 到着駅 普通車指定席 グリーン車指定席
越後湯沢
新津 ¥2,460 ¥3,610
東三条 ¥2,180 ¥2,640
長岡 ¥1,840 ¥2,300
水上 ¥1,190 ¥1,440

水上駅から各停車駅までの料金

区間 座席種別
出発駅 到着駅 普通車指定席 グリーン車指定席
水上
新津 ¥3,110 ¥4,540
東三条 ¥2,790 ¥3,940
長岡 ¥2,460 ¥3,610
越後湯沢 ¥1,190 ¥1,440

「EL上越線美食旅」の見どころ・乗りどころ!

「EL上越線美食旅」はEF64電気機関車(EL)と12系客車とで運転される臨時列車になっていますが、この電気機関車と客車の組み合わせ自体が、もはや珍しいものとなってしまいました。東武鉄道の「SL大樹」やJR西日本SLやまぐち号」のように、全国の鉄道事業者でも蒸気機関車の保存には力を入れて取り組んでいますが、電気機関車による客車列車については、全くと言っていいほど話題になりません。むしろ、蒸気機関車よりも先に消滅してしまうのではないかと言われるほどです。

そんな状況の中で運転される「EL上越線美食旅」は、電気機関車と客車列車の魅力を十分に楽しむことができる列車だと考えています。運転される新津駅〜水上駅では、主に二つの区間に分けられます。一つは、新潟の広大な穀倉地帯を走る信越本線区間。もう一つは、険しい上越国境を越えていく上越線区間です。

上越線は急勾配の連続する厳しい峠越えの区間となっています。今回は群馬県にある水上駅まで運転されるとあって、上越線にある勾配緩和のためのループ線や13,490mにも及ぶ新清水トンネルのような長大トンネルも客車列車から体験することができます。トンネルの中で唸りを上げるモーター音、勾配で滑らないように撒かれる砂。車端には展望室があり、機関車の姿を間近で見る事が出来ますから、そんな勾配区間を走る客車列車ならではの楽しみ方もあるかもしれません。また、晩秋の景色を楽しみながら、これから訪れる越後の冬はどんなものになるのか、想いを馳せてみるのも良さそうです。

電気機関車と客車列車とで運転される列車は年々減ってきていますし、なによりもJR東日本では旅客列車に使われる電気機関車がすでに風前の灯火となっています。この機会に、電気機関車ならではの力強い走りを楽しむことのできる上越線乗り鉄をしてみてはいかがでしょうか。