快速「飯山線開通90周年号」運転

飯山線開通90周年号とは?

1929年(昭和4年)9月1日に全線開業した飯山線いいやませんが、今年2019年(令和元年)9月1日に晴れて開業90周年を迎えることを記念して運転される臨時列車です。

飯山線とは?

飯山線いいやませんは、長野県長野市豊野とよの駅から新潟県長岡市越後川口えちごかわぐち駅までを結ぶ路線です。豊野駅から十日町駅との間は、私鉄の飯山鉄道によって、十日町駅と越後川口駅との間は国有鉄道十日町線としてそれぞれ開業しました。

1921年(大正10年)10月20日に飯山鉄道が豊野駅飯山駅間を開業したのが路線の始まりで、1929年9月1日に越後田沢駅十日町駅との間を飯山鉄道が延伸開業。これに国有鉄道十日町線を合わせて、現在の飯山線に当たる区間が全通しました。

その後、1944年6月1日に飯山鉄道を買収して国有化し、十日町線を編入することで豊野駅から越後川口駅間83.8kmを飯山線と改めて、飯山線の路線名が誕生しています。

飯山線開通90周年号」の編成・使用車両は?

DD16形ディーゼル機関車と旧型客車3両の編成で運転されます。長野方を3号車として、スハフ42-2234、2号車がオハ47-2266、長岡側の1号車がスハフ42-2173の編成となっています。向かい合わせのボックスシートになりますが、全車指定席で、定員は248名です。

DD16形ディーゼル機関車とは?

 DD16形ディーゼル機関車は、1971年(昭和46年)に登場した日本国有鉄道の小型液体式ディーゼル機関車です。少ない輸送量や貧弱な線路に対応するため、ローカル線用の小型ディーゼル機関車として、1971年(昭和46年)から1975年(昭和50年)にかけて65両が製造されました。現在、JRでは、JR東日本長野総合車両センター所属のDD16-11が残っているのみで、大変に貴重な車両となっています。

飯山線開通90周年号」の運転日・時刻表は?

2019年10月5日(土)に長野駅9時10分発十日町駅11時52分着の1号、十日町12時02分発長岡駅13時20分着の3号が運転されます。

また、翌日の2019年10月6日(日)には、長岡駅11時05分発十日町駅12時32分着の2号が、十日町駅15時15分発長野駅18時24分着の4号が運転されます。

停車駅は1号・4号では長野ながの駅・飯山いいやま駅・戸狩野沢温泉とがりのざわおんせん駅・森宮野原もりみやのはら駅・十日町とおかまち駅、3号・2号では十日町とおかまち駅・越後川口えちごかわぐち駅・小千谷おぢや駅・宮内みやうち駅・長岡ながおか駅となっています。